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2022.05.17
LRでは、2022年5月12日、乾山 啓明様(日本エア・リキード合同会社常務執行役員法務本部長・北東アジアCLO)とLRの理事を務める三好陽介(大手電機/食品会社の知的財産部門を経て、現在、知的財産調査・分析会社社長)による鼎談形式にて、「近くて遠い?チザイと法務」と題するウェビナーを開催いたしました(Zoom開催)。
無形資産の重要性については論をまたず、多くの企業が知財活動を強化しています。自社の保有する特許や意匠、商標、あるいはノウハウやソフトウェア資産などの保全や権利化、他者との協調と紛争など、さまざまな場面で知的財産がクローズアップされています。一方で、知的財産活動の多くは事実確認において技術的な議論が展開され、「どうも敷居が高い」「なんだか難しそうな、別の世界」と感じる方も多いようです。
今回のウェビナーでは、自称「文系法務」の乾山様のガイドで、「すぐ隣」のはずなのに「なんだか遠そう」な法務マンから見た“チザイ“の世界にフォーカスを当てました。
三好さんからは領域が拡大し重要性も増してきている知財の業務について、分かりやすい図解で解説いただき、「知財は分かりにくい」を克服するヒントをいただきました。
また、M&Aなど法務と知財が協業できる場面や、知財マンの実践的な着眼点など、参加者が今後の実務で知財と付き合っていくためのたくさんの学びをいただきました。
お話は経営戦略への貢献などにも発展し、法務と知財、「考え方は同じ」というお言葉が印象に残ったところですが、お互いを知り、協業の道を探ることは様々な可能性を秘めているように感じました。
質疑応答では、参加者から法務と知財の組織の在り方に関する質問や様々なコメントも寄せられ、たいへん盛況でした。