LRでは、2021年6月7日、Cholamandalam MS （三井住友海上インド現地法人）との共催でビーラッパン　ビーラスレシュクマル氏をお迎えし、「インドビジネス法務の基本と実務」と題するウェビナーを開催いたしました（Zoom開催）。

ビーラッパン先生はインド・マドラス高等裁判所弁護士、第二東京弁護士会外国法事務弁護士として、20年以上日系企業の法務に携わられている日印法務のスペシャリストです。

https://www.tmi.gr.jp/people/v-veerappan.html

本ウェビナーでは、インド経済の概況、モディ政権の実績および日系企業の進出状況といった一般論から、インド法制度の特徴、訴訟制度および日系企業が直面する課題などについて、ビーラッパン先生の豊富な経験に基づく大変貴重なお話を日本語で伺うことができました。

日本の９倍の国土に日本の１０倍の人口を抱え、数多くの連邦法や州法が存在するインドにおいて、インドの文化や国民性を認識したうえで、日系企業としてどのように法務に携わっていくべきかという点で非常に興味深いお話でした。インドご出身であるビーラッパン性ならではのインド法務こぼれ話も伺うことができ、大変盛況となりました。

また、ウェビナー後半ではCholamandalam MSよりインドにおける賠償責任保険についてご説明をいただきました。

今回のウェビナーには、在インド日系企業の経営責任者の方にも多くご参加いただき、数多くのご好評の声をいただきました。今後、労務や会社法といった各論に踏み込んだウェビナーをさらに企画していこうと考えています。