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2023.05.16
仕事でもプライベートでも最善手が必要で、悪手が致命傷になる時代。
そんな時代に、いかに最善手を指し続け、サバイブするか。
こんな難しいテーマに挑むのは、司法試験に受かりながら、パフォーマンストレーナーとして世のイケてない人々を活かすことに喜びを感じている森内さん。
お話は多岐にわたり、一見すると脱線続きの放談にもみえて、実はちゃーんと主題は一貫しており、まさに最善手の連続。どこから次の攻め手がくるか判らぬまま引き込まれていきます。さわりはこんな感じ:
最善手が強く望まれ、悪手が致命傷になる時代、日々の暮らしは選択に満ち溢れていて、選択していないつもりでも何千手も選択していることを自覚し、都度都度、最善手を指そうと “思う” ことが大事。
最善手を指すには目的(経済的利益、幸せ、人の支持…etc.)から考えるアプローチや、手段から考えるアプローチ(その指し手が倫理的に文字通り善か?自分が決定プロセスに参加しているかどうか?自分に正直かどうか?…etc.)がある。厳しい局面では特に最善手をさせる確率は低くなるので、多くの選択肢を持つことが必要。二択ではない。
普段から視野を広げるためには、1)自分のよく知っている分野から飛び出すこと、2)大局観を持つ事、3)感情が悪手を導くことを知っておくことが大切。
今は流通ルートが多様にあるから、コンテンツの中身、コアな部分に注目が集まる。でも、コアであればあるほど表現はむずかしいから、国語力・プレゼン力が重要になってくる(文系の時代!?)。ここ10年くらいの私の感想。ゲーム理論が通じない。感情のみで動くんだよね。そんな相手にどう対処するか。就活にも印象トレーニングを。いまこそ、芸術の復権のとき。
このほか、
・人を信じるということ、「信じてはいけない人」とは?
・不得意な分野で悪手を打たないために
・同じ過ちを繰り返さない~感想戦を真剣にやろう
・日々の選択はセルフイメージの影響を受ける、自身のセルフイメージを上げよう
・人生の序盤・中盤・終盤:終盤ほどシビアに、悪手を避けよ
・最善手は自分で創ろう!「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」
・幸せとは「微分値」。「いまどこにいるか」ではなく「いまの傾き」。「位置」はどうすることもできないが「傾き」はいま頑張ればいくらでも上げられる
などなどなどなど。いやぁ、あっという間の90分。楽しかったです。