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2020.10.09
LRでは、2020年8月24日、講師に渡部友一郎弁護士(日本組織内弁護士協会理事・事務次長・リーガルリスクマネジメント研究会座長、ISO/TC262/作業グループ委員)をお迎えし、「リーガルリスクマネジメントの先行研究と新潮流―5×5のリスク分析ツールからISO31022の未来まで」と題するウェビナーを開催いたしました(Zoom開催)。
渡部弁護士は、国際標準化機構(ISO/本部:スイス ジュネーブ)のリスクマネジメントの国際規格を所管する”ISO/TC262”の日本国内WG委員を務めておられ、日本組織内弁護士協会(JILA)でも、理事・事務次長とともに、リーガルリスクマネジメント研究会の座長を務める、この分野の日本における先行研究者です。
本ウェビナーでは、縦軸・横軸に「Risk Likelihood(リスクの起こりやすさ)」と「Risk Impact(リスクの影響)」をおいた5×5のマトリックスを活用した、より詳細なリスク分析を踏まえたリスク対応のあり方について、分かりやすく解説がされました。リスク評価における主観性・恣意性をいかに低減するか、という重要でありながらも難しい論点について、ISOという国際標準が、なんらかの可視化、共通言語の役割を果たしていくのではないか、という可能性を感じさせてくれる大変貴重な機会となりました。
我々、リーガル・リスクマネジメント研究機構にとって、まさに団体の存在そのものに関連するこちらのテーマ。今後も渡部弁護士には、様々な形で登場指定いただこうと考えています。ご期待ください!